グループホーム。年老いても、木洩れ日のような暖かさの中で、心豊かに暮らす住まい方。
グループホームとは、認知症になられた高齢者の方たちをお世話する「家」です。日常生活は、1人1部屋の個室に入居して頂き、1ユニット9人の方で共同生活をしていきます。スタッフの皆さんが、家庭的な温かい環境を作ってくれますので、ご本人は元より入居者のご家族にとっても安心して頂ける「終の棲家」となります。
土地オーナー様が専用の建物を建てて、運営団体が長期の一括借り上げで運営します。
■物件概要■
敷地面積:859.43u
1階床面積:308.62u
2階床面積:299.93u
用途地域:第一種低層住居(第一種高度地区)
建ぺい率:50% 容積率:80%
工法:木造在来軸組工法
※神奈川県産材ヒノキ仕様
※土地活用についてはこちらをご覧下さい
当社で企画・設計しましたこちらのグループホームでは、2グループ(18人)が 1階と2階で暮らせるように設計しました。地域密着型の建設プロジェクトとし、「信頼と責任」をモットーに地域経済の活性化に取り組む弊社と地元中心の協力業者で工事に取り組みました。
木のぬくもりを生かすよう神奈川県産材のヒノキを採用し、個室の天井や壁には、ホタテ貝を100%
使った塗料を塗っています。このホタテ貝塗料は嫌な臭いを吸収し、キレイな空気を吐き出す性質があり、殺菌効果もあるのでハウスダストなどの目に見えないダニへの効果も配慮しました。
また、皆さんが集まる居間には床暖房設備を設け、窓前には木々が風に揺らぐ空間にしました。個室も、プライベート性を考慮し、陽差しがたっぷりと入るお部屋でゆっくりと過ごせる空間です。
当社で初めて取り組んだグループホーム建設でした。
決められたルールに基づいてプランニングし、なるべくカラダに良い物を使って、そこで暮らす方々のことを考えて工事に取り組みました。
また、オーナー様にとってこの先のメンテナンスがラクな施工の配慮、運営される団体様にとってスタッフが使いやすい設備の配慮を心がけました。
この初めてのグループホーム建設は、後の当社のグループホーム建設への大きな糧となっています。
※土地活用についてはこちらをご覧下さい